都市は沈黙しているように見えて、実は絶えず語り続けている。
建築はその静のかたちで時間を受け止め、光と影は刻一刻とその姿を変える。そこに人が現れ、通り過ぎ、佇むとき、都市は呼吸をはじめ、静と動がひとつの流れとなる。
都市に生きる私たちは、時のなかにありながらも、時そのものを形づくっている。都市は人を映し、人は都市に溶け込み、互いの存在を確かめ合うようにして永遠と一瞬を重ねていく。
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