私は言いたいことを言い、したくないことはしない主義。
だから、ほとんど後悔することがない。
きっとこれからも、後悔のないように生きていくはず。
でも――たったひとつだけ、後悔していることがある。
それは、母や父の記憶が薄れていくこと。
私の手元に残っている写真は、
母の遺影用のものと、父が孫と一緒に写っている1枚しかない。
長い時間を共に過ごしてきたはずなのに、辿れる記憶(写真)があまりにも少なくて驚いた。
そして、
親と些細なことで語り合った記憶すら、ほとんど残っていないことに今さら気づいた。
もっと早くカメラを始めていたら――。
いろんなことを話せたかな。
両親の元に生まれてよかった、ありがとうとシャッターを押せたかな。
カメラ持ってると勇気もらえる。素直になれる。
でも、だからというわけではないけれど、
今は、
夫にありがとうと感謝しながらシャッターを押す。
わがまま放題な私に、いつも付き合ってくれてありがとう。 カシャ📷
Photo by Sachiko

